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前回は脳卒中の方に
装具を作製するために必要な視点を
装具療法とチーム医療の観点からお話しました(^◇^)
詳しくはコチラ


では今回は装具作製のために
セラピストが考えていなければいけない
装具作製のための臨床思考について
簡単に挙げてみます☆彡








回復期のセラピストであれば、
脳卒中後で麻痺などの後遺症をお持ちの方に対して
装具を作成する機会が多くあるかと思います。


しかし、回復期に勤めるセラピストは若いスタッフが多く、
臨床経験も少ないメンバーがたくさんいます。


そのため、目的を明確にできないまま装具の作成に
至ってしまっていることもあったり、なかったり。


そうです!装具を作成する際には、
まず目的を明確にした上で
装具作成にとりかかる必要があります。


どうでしょうか?
結構不明確なことがありませんか?


良く聞かれるのが、
足部内反を生じないようにしたい
膝折れを防止したい
または
医師からの指示で...
など




前回の内容でも取り上げましたが、
医師や上司からの指示があるから作るという
受動的なセラピストでは装具完成後の治療でも、
治療の進め方も不明確になりやすいです。
これは、装具の選定から全て1人で考えて進めなさい
ということではなく、
時にはアドバイスなどの助言を頂くことは必要です。


しかし、
大切なのはしっかりと装具を作成するための目的を
持つということです。


これがブレブレだと、
治療の展開も本当ブレブレになりやすいですし、
下肢装具を必要とする方の機能にも
悪影響を及ぼしやすいと考えています。


下肢装具を利用して、
少しでも今の機能を助けたいと考えているのであれば、
下肢装具の機能についても勉強が必要になります。


その前提には、麻痺などの後遺症をお持ちの方のことを、
知っておく必要があります。


それは身体機能面だけではなく、
何度もお伝えしているように
ヒトをトータルでみておくことが必要ですね。


というのも、短下肢装具が在宅では使われていなかったり、
適合しないまま使われていたりするケースもあります。


そのためにも、
短下肢装具を必要とする方が、
今後どのような過ごし方をするのかなども含めて
事前に情報を得ておく必要があります。



では今回は例として挙げた
足部内反を生じないようにしたい」ということについて
私なりにその目的をどのような視点で
更に深めていくのか考えてみたいと思います。
※これはあくまでも、私のちょっとした考えです。



【装具自体】
内反足は短下肢装具でしか調整できないのか?

短下肢装具の、どのような機能を利用したくて
その短下肢装具を選定したのか?

どのような継ぎ手の短下肢装具を必要とするのか?

足継手の可撓性はどうするのか?

初期背屈角度の設定はどうするのか?

足趾の指枕はどうするのか?

バンドの取り付けに工夫は必要か?

バンドの留め具に工夫は必要か?

もし短下肢装具で軽減できた場合、
それを利用してどのような事を目指すのか?

短下肢装具をどの場面で利用していく予定か?

踵のくり抜きはどうするのか?

トゥスプリング有無は?

治療用装具なのか? 更生用装具なのか?


【治療自体】
治療(介助)により内反足は
どの程度改善することが出来るのか?

どの動作で内反足が出現しているのか?

その動作で出現する問題は何と考えるのか?

身体的な介助や言語援助、注意喚起、
イメージなどを加えることで、それらを軽減することは
できないのか?

内反に対する治療の手段を色々な視点から考えたか?

治療が筋肉の持続伸張や関節の調整だけではないか?

装具の着脱は可能か?

患者さんと一緒に治療を共有しているか?



【ご本人自体】
内反した足の状態をご本人は気づいているか?

内反足を短下肢装具で補うことで、
その方の活動や動作はどのように変化しますか?

ご本人は装具を利用することでの変化を感じているか?

ご本人は装具作成に対してどのような心境か?




などがパッと思いつくところで挙げてみました。



私たちは麻痺などの後遺症をお持ちの方と
関わる時間が沢山あります。
その時間で様々なことを情報収集できますよね?


装具を使用して歩くだけではなく、
作成するためには今後利用しなくては意味がありません。


リハビリ時間で使えていた、歩けていたから
在宅でも同様にいくと考えるのは不十分です。



そのためにも、さまざまな視点で評価をします。
決してそれらはネガティブな点だけではなく
ポジティブな点も評価していきます。


装具作成に至るために深める視点は
まだこの他にもあると思います。


とりあえず、ちゃんと目的を持ち
それらを深めながら
短下肢装具の作成に取り掛かることが大切ですね!


コメント

装具の処方って悩みますよね〜
なかなか思い切って作成まで至らない事が多々あります。病院では介助で履けるけど、家に帰ったら誰が…とか、どんな場面で使用するのか?装具を履く事で患者さんの可能性を奪っていないか?など、悩むポイントがたくさんありますよね。
やはり、患者さんと家族さんと話し合いながら、希望に沿えるように関わって行く事が大切なのかな〜
悩みます…
本当に悩むところが多いですね。
私の職場は、まだリハ医が数名いますので、そちらからの意見なども参考にしながら作成しています。
また、在宅の現状を知りたくて、装具を作成した患者さんのリハビリスタッフに向けて、フィードバックアンケートをとりました。結果は8~9割の方が継続して使用していただけています。その他の方は、やはり必要性を感じていなかったや不適合になったままというケースなどもありました。
それらの結果を含めて、装具作成時には装具カンファレンスを開催する運びになりました。
必要性を感じていないのに、医療者側の意見だけで作成すると使われずに押し入れの中に・・・
そうならないようにしたいものですね!!!

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