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運動やリハビリテーションといっても様々ありますが
認知神経リハビリテーションでは
この運動に対して少し見方(視点)を変えていくことになります。


ただし、決してこれがリハビリテーションの
絶対的な正しい考え方でもないですが、
読まれている方の
今後の評価や思考の引き出しを
増やすきっかけにしていただければ幸いです。









まず下図のように
機械論や要素還元主義というのは、
その根底にあるのは心と身体をまるで別々のように捉えるという、
いわゆる心身二元論という風に言われています。
図0-1


一方で、このような考え方から
システム思考や患者さんの価値観などを考える(QOL)
のような考え方があります。



これはヒトを機械のように捉えるのではなくて、
心と身体を一体に捉えるという
心身一元論の考え方になります。



上の図のように
パフォーマンスが低下したというのを
心身二元論で考えていくと、
身体の機能的(可動域制限がある、筋緊張が低下している、
皮膚の粘弾性が低下など)な問題によって生じているのだから、
アライメンや筋緊張の改善を図ろう、可動域の改善を図ろう、
マッサージをしようという考え方になります。



しかし、心身一元論の考え方では
心と身体の両方の影響によってパフォーマンスが低下した
というように考えていきます。


つまり、目に見えている身体の異常というのも、
実は心(意識の持ちかたであったり、注意の使い方、
運動するときにどのようなことを考えているのかなど)が
密に関わっているのではないかというように捉えていきます。



そのため、
目に見える結果だけではなくて、
その患者さんがどのような心の状態かということも
合わせて考えていくということが
心身一元論に基づいた運動の捉え方になります。



当たり前ですが、
ヒトはそれぞれ顔が異なるように
心の持ち方も異なってきます。



そのため、
その方の人生経験やこれまでどのような生活や
仕事を送ってきたのかなど社会的背景というものも
非常に大きく関わってきます。



例えば下の写真のような患者さんを観察した場合に、
動作としては上肢挙上(腕を上げた状態)であり、
いずれも左の肘関節は屈曲位にあります。
写真0-1



これらの現象を、心身一元論で捉えていくと、
2人の人生経験や物の考え方など心の持ち方は
それぞれで異なってくると思われます。



そのため、この2人の怪我をした場所や
筋力が低下している場所は似ていても
「心」の問題は
違ってくるかもしれません。



よって、経験と運動というのは
非常に大きく影響を及ぼし合っていると
考えることができます。



そのため、リハビリに取り組むにあたっても、
その人が送ってきた経験というものが
非常にポイントになってくるといえます。



以上のように、
認知神経リハでは従来の運動の捉え方の視点に加えて
心の状態を踏まえた中で患者さんを評価・訓練をしていきます。


つまり、患者さんの性格や病気をしてからの経験は、
一人一人異なることから、その人の心の状態に合わせて、
その方に適した動き方を見つけていくことが
ポイントとなってきます。



決して、肩が挙がりにくいから
○○の筋力をマッサージしたり、鍛えるという
考えではなく
個別性のあるリハビリを展開していきます。



また認知神経リハでは、
個々の患者さんの心の状態のことを
認知過程」というように表現します。


さらに、その心の状態を知ることは、
対話」によって
その方がどのような経験をされてきたのかなどを
評価していくことになります。



これに関しては今後少しずつ説明をしていきたいと思います。

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