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久しぶりの更新です(゜o゜)


やることが沢山あり、優先順位から遠ざかっていました。

内容は山ほどありますので、これからまた、少しずつアップしていきます。

今日は先日、私が代表で開催している勉強会で
お話しさせていただいた内容をまとめてみました。

短下肢装具について私なりの考えです。

また皆さんからのご意見を頂ければと思います。






普段装具が処方されている方へ治療介入する際、
セラピストはしっかりと装具の調整ができているでしょうか?


起立動作の際の角度調整と歩行時に必要となる角度は
異なることは頻繁にあります。

しかし、セラピストは歩行で膝折れが生じるからと
背屈角度を制限してしまい、
それが起立動作で十分な機能を活かせずに
過ごしておられる方も良くみかけます。

装具士やドクターが評価するまで
調整されないまま装具を
使用していることはあり得ないのです。

患者さんの症状が刻々と変化する治療段階においては、
患者さんの状態に応じてセラピストも装具を患者さんに
適合させていく技術が必要となります。

手間だからとかいっていられないのです。

それはセラピストの理由であって、
使用されている方にとっては、
当然最高のパフォーマンスが発揮できることを
望まれていると思います(=^・^=)

そのためには、
あらゆる種類の装具の機能を知っておく必要があり、
また随時調節できる知識も必要となってきます。


また、患者さんは自分の身体を通じて、
刻々と変化する世界(環境)の中で、
適切な情報を捉えられるための課題設定を
セラピストが作っていく必要があるのです。
ヴィゴツキーの発達の最近接領域ですね★


患者さんは、運動に必要となる情報を
自ら取捨選択していく能力の獲得が
必要になってきます。


セラピストは、
「装具があるから治療できない」のではなく、
セラピストは患者さんに
どのような情報を感じる必要があるのかを
治療・対話を通じて見つけていき、
またそれらを共有していくことは
装具があっても無くても可能なことです。


個々の能力に合わせた課題設定が
とても重要になってきますので、
早期からの歩行においても
本当に今しなければいけないことなのかを
常に考えていきながら治療展開をしていくことが
求められると思います。


吟味をしてください。


私は、早期から歩く経験は
治療の中でとりいれていますが、
決してそこで歩行を獲得しようとは考えてはおらず、
まずどの段階であれば、
患者さんが必要な情報を取捨選択しながら
自分の身体と環境に向き合うことが出来るのか、
また異常な病理が出現しない中での活動が図れるのかに
重点をおきながら展開をしています。


運動学習における転移の問題も、
反復練習のように
歩く練習を行うことが歩行獲得に繋がるという
類似性転移ではなく、
行為の前提条件の構築を図る
異質性転移を目指しています。

つまり、
ある問題に応じて一つの運動軌道を
選択することが出来るという、
環境への適応性と柔軟性を兼ね備えた
中枢神経系の発達を図るような学習が
重要になると考えています。


学習の基礎である認知過程を考慮しながらの
治療介入も重要になってきます。

セラピストが介入する、
座位や起立動作の治療を繰り広げていくことも、
当然歩行動作にも繋がってきます。

セラピストは、座位は坐位、起立は起立というように
単独で評価するのではなく、
常に最高の目標である行為に視野を置きながら、
どのような前提条件の学習を図り
脳の認知スキーマ(ピアジェ)の再構築を
図っていくかがポイントとなると考えています★☆★


簡単に「装具が嫌だ」と拒否して使わないのは、
セラピストのエゴだと思います(--〆)

目の前にいる患者さんに、
少しでもより良く使える下肢であって欲しいのであれば、
セラピストと患者さん、
医師やご家族とも話し合いながら
段階的に装具を使用していくことは必要なことだと思います。


また機能の機能代償用としての下肢装具については、
適応や作成時期の判断は非常に難しいです。

一般的に在宅に戻るとリハ頻度が低下もしくは消失し、
活動量も低下することが予測されます。

後輩から、「今後機能的に良くなってくる方なんです」ということを
耳にしますが、どこまで評価しての判断でしょうか。

身体機能のみに視点が向いてはいないでしょうか?

その方の、年齢や背景、志向性、高次脳機能障害などを
評価した中での判断でしょうか?

治療室だけの歩容ではいけないのです。

そのため、
私は治療室の外でも同じ歩容を獲得するために、
普段の治療中から、
患者さんには自分で自己身体と対話をすること
楽しみながら練習をするように進めています。


そのような自己身体との対話を行えれば、
病棟練習や自主練習でも必ず習慣づいています。


そこにも
個々の患者さんに合わせた「コツ」が必要であり、
伝え方や治療の進め方にも工夫が必要なってきます。


急に「感じておいてください」と相手に任せるのではなく、
○○のように感じることで
“脚がしっかりとする感じ”が有りましたよね?
」など
治療中に共有をして、個々に適した歩行獲得のための
学習のコツを図っていくことが必要にはなると思います。


逆に、退院後も継続して機能的に変化をみせる
患者さんもおられる。

その方は、なぜ改善を認めたのかをセラピストは
分析していくことが必要なります。

ただ病院で治療して終わりではなく、
その後の生活を知ることは
今後の臨床推論や臨床思考には
とても重要なことだと思います。

私も今まで追える患者さんは
極力追うように心掛けてきました。

それが、
今後の自分への糧となると信じているし、
生の意見を聴けることや診れることは
非常に勉強になります(^◇^)

このような流れからも、
その場だけの装具処方ではなく、
今後を見据えた装具処方”が
とても重要となってきます。

そこには、
セラピストが自分の技量を知った上で、
入院期間を照らし合わせながら、
詳細な目標立てが必要となります★


本来、生じてはいけないことですが、
やはり治療技術によって、
予後予測も変わってくる現実があり、
装具の処方内容についても違いが
生まれていることも事実です。

しかし極力、差を少なくするように
上司は常に後輩と話し合いながら
治療の段階付けなどに指導介入する必要があります。
また他者からの意見も聞く必要があります。


さらに、
入院中は調節が可能な装具の使用が多いですが、
在宅ではどこまで装具の調節を随時して
治療しているのでしょうか。

また調節できる道具が準備されているでしょうか?

このような、調節方法を引き継いでいけるのかなども
見据えることも重要となります。

そのためには、
身体機能のみの紹介状では不十分であるため、
申し送りも工夫する必要があります。
私は、その点を解消させたく装具紹介状を作成しました。

コチラ→ 装具紹介状について


また長年に渡り同じ装具を使用しておられる方に対しては
治療する際、装具有りきで治療を展開していないでしょうか?

本当に今その装具が適切なのか、
またはまだ自由度のある装具を使用することは出来ないのか、
さらには装具なしでは歩くことが困難なのかを
治療の中で考えて頂きたいと思います。


この際に注意しなければいけないこととして、
使用されている方は、何年も同じ装具で歩いており、
急に新たな装具となりと混乱を招いてしまい、
自分の身体を制御できず捻挫や転倒などを生じることも
多々あるケースだと思います。

そのようなことがないように、
十分な対話を元に装具の変更を提案したり、
運動していくための思考トレーニングを
深めていく必要があります。


このように、ただ歩くための装具ではなく、
様々な事を考慮して、慎重に装具処方の場に
立ち会う必要があるということを
考えていきたいと思っています。


今後「麻痺だから、早期から装具を使用していく
私は装具は使わない」という短絡的な思考から脱し、
患者の身体機能や姿勢•動作分析は当然ですが、
それ以外の評価と自分の技量も踏まえた中で
検討されることを勧めたいと思います。


乱文ではありますが、またご意見のほど宜しくお願い致します。

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