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今夜は10月に迫った
認知神経リハビリテーションの概論について
紹介したいと思います☆


ポイント
私たちが、動くためには
身体は環境と相互作用を行いながら
様々な情報収集や情報構築をしているのです・・・





私たちが歩く時に
足の裏(以下;足底)には
どのように体重が乗っているのかを
考えてみましょう(^○^)


足が地面に接地すると
足底には身体の体重(以下:足底圧)が加わり
踵-足底外側-母趾球-母趾へ変化していきます。
そしてつま先の方(前足部)や足の親指(母趾)で
地面を蹴り、次への一歩に繋がります。


歩行とは、
こうした足(身体)と地面(環境)との
相互作用の反復になります。
図1-5


では、
このときに足は地面を
どのように感じて(知覚して)いるのでしょう??


というのを下の図を用いて
考えてみたいと思います。


Anochinの機能環と呼ばれる図です。
図1-6


この図を見てもらうと
右側に情報と書かれていますよね。


歩くことで考えてみると
情報というのは
地面の傾き加減や
地面の性質として
ツルツル滑りやすいのか
デコボコしているのか
柔らかいのか、硬いのかなど
様々なことを情報として感じる必要があります。


そして、ツルツルした床だという
情報が感じたら
その情報が脳の中(中枢神経系)に運ばれます


その脳の中に運ばれた情報が
次は筋肉へ指令を出します!!!
図1-6


ツルツルしている床面を感じたら
脳は「ゆっくりと歩きなさい」と
指令を与えることになります。


もし、ここで誤った情報を筋肉へ
伝えてしまったら、筋肉も働き方が変わってしまい
床面が滑るから
ゆっくりと歩かなければいけないのに
慎重に歩くことをせずに
スキップしてみたりするかもしれません


これでは転倒してしまいますよね?


上手く歩けないということは
適切な情報を感じられていないため
その時に必要情報ではなく
誤った情報を
脳が筋肉へ指令を与えている
からなのです★


我々が普段の生活の中で
色んな状況に出くわしますが、
その都度
その環境や状況を感じとり
すぐさま脳へ情報を伝えて
脳もまた、筋肉へ適切な指令を
与えていることによって
滑らかに歩くことが出来るのです(*^_^*)


また情報を収集するということは、
受動的ではなく
能動的な働きが大切だとされています。


私たちは普段歩き慣れている環境であれば
無意識に歩くことがある程度出来ます。


しかし、初めての状況では
少し、身体を身構えて歩いたりしませんか?


目隠しした状況で歩いて下さいと言われたら
少し、かがんで慎重に足を運ぶなどして
様々な情報を気にしながら歩きますよね?


これが情報収集をする際に
必要とされる
能動的に情報を得るということです。


我々が生活する環境には
多くの情報が存在しており、
私たちがどのような目的で
どのような情報を収集したいのか、
またどのような情報に注意を向けるのか
といった気持ちの向け方(意図)によって
収集される情報は異なります




例えば、目の前にリンゴがあったとします。
図1-72


それを視覚情報から得る
「リンゴは赤い」ということのみでなく、
様々な想像力
このリンゴは硬いのだろうか、
どれくらいの重さなのだろうか、
どれくらい甘いのだろうかなどを
想像することもできます。


つまり、知覚や想像力の変化によって
情報の意味が変わってきてしまうのです。


情報の意味が変わると身体にも
運動の変化が生じることになります。


リンゴの硬さや大きさが知りたければ
掴んで手指の広がりぐらいを判断するでしょうし、
重さを知りたければ持ち上げて
重量覚に注意を向けると思います。


それらは手とリンゴが相互作用することで
再び新たな情報を得ることになり、
そこで違いが分かり運動にも
変化が生まれることにつながります。


このように脳は様々な情報を
感じて判断することで
運動にも変化が生じてきます。


これは訓練でも非常に重要になってきます。


ここまでをまとめると、
我々が動くためには
身体と環境との関係性を作り出しながら
脳の中(中枢神経系)は適切な情報を
収集する必要があります!(^^)!


そのために
治療の中では
これから行おうとしている動作のためには
どのような情報が必要になるのかを
考えた中で動いていく必要があります。


この情報というのは
これから動くための筋収縮の調整といった
運動機能回復を決定するための
指標になってくるのです。


つまり、目に見える運動の背景には、
環境との相互作用によって情報を得るという、
目に見えない脳の働きが
隠されていると考えられます。


よって、
異常な運動になってしまうということは、
脳の中(中枢神経系)が必要な情報を
準備できていない結果、
誤った情報を筋肉へ指令を与えてしまし
筋肉は誤った情報のまま動いてしまい
異常な運動となっていると考えます。



図1-8


ペルフェッティ先生は
運動麻痺を来した患者さんが動けないのは
動かないから動けないのではなく
情報を構築する能力が
欠如しているからではないか
と解釈しています。



このようなことを考えて
人を観察していくことも
臨床思考の一つとして
とても重要だと思います(*^_^*)

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